日本ハムが、23年まで日本ハムに在籍したソフトバンク上沢直之投手(31)から、足を絡めて先制点を奪った。
初回1死、2番矢沢が右前打で出塁すると、3番松本剛の打席の初球で二盗に成功。上沢と同期入団の松本剛は、左前打で1死1、三塁とチャンスメークし、ソフトバンクから現役ドラフトで加入した吉田の打席で今度は、松本剛が二盗に成功した。1死二、三塁とし、4番吉田が右犠飛を放ち、得点を奪った。古巣戦で2試合連続得点に絡んだ吉田は「打ったのはフォークです。いい場面で回ってきたので、何とか返したい気持ちでした。2ストライクでしたが、当てることは自信がありましたし、ランナーも矢沢だったので、落ち着いて勝負できたと思います」と振り返った。
日本ハムが古巣ソフトバンクとの対戦で見せた足を絡めた攻撃やチームとしての粘り強さが非常に印象的でした。特に、1回の先制点を奪うための戦術が巧妙で、矢沢選手の盗塁から松本剛選手の活躍、そして吉田選手の犠飛と、まさに「足」を最大限に活用した得点パターンでした。これにより、ソフトバンクの上沢投手にプレッシャーをかけ、得点を奪うことができたことは、攻撃面での成熟度を感じさせました。特に、松本選手の二盗から1死二、三塁のチャンスを作り出し、その後吉田選手が確実に得点を挙げたシーンは、日本ハムの足を使った攻撃がいかに効果的であるかを示しています。
また、吉田選手のコメントからも、試合の流れをしっかりと把握し、冷静にプレーする重要性が伝わってきました。2ストライクからのフォークにしっかりと合わせて、犠飛を放った場面では、状況に応じた落ち着いた判断が光っています。ランナーが矢沢選手だったことも、彼がプレッシャーを感じずに落ち着いて勝負できた要因であると振り返った言葉が印象的でした。こうした冷静な判断力と、チーム全体の連携が試合を支えていることが感じられます。
一方で、上沢投手も失点をしても冷静に投球を続け、5番清宮選手を3球三振に仕留めた場面は、彼のプロフェッショナルな対応力を示しています。上沢投手は、古巣相手に感情的な動揺を見せることなく、立ち直り、後続をしっかりと抑えて1失点に抑えた点が評価できます。このように、上沢投手は失点を喫しても試合を作る力があり、冷静に対応していることが、今後も重要な要素になるでしょう。
日本ハムの攻撃は足を絡めることで相手投手にプレッシャーをかけ、リズムを崩させることができました。特に、2回には連打で満塁のチャンスを作り、矢沢選手が2本目の安打でさらに得点を重ねました。このように、得点を重ねる際の粘り強さや次の塁を狙う姿勢が、試合を通じて効果的に表れました。
対する伊藤大海投手は、上沢投手と同じく、23年まで同じ先発投手陣に在籍していたことから、メンタル面でもお互いに影響を与え合っている存在です。この試合でも、伊藤投手がしっかりと先発として試合を作り、先制点を生かす形で試合を優位に進めることができたことが、今後の試合に向けての安定感を示しています。上沢投手との投げ合いが、メンタル面でもお互いに高め合う良い刺激となっていたことは間違いないでしょう。
全体的に、日本ハムの攻撃力や足を絡めた戦術が目立ち、ソフトバンクの上沢投手に対しても冷静にプレッシャーをかけ続けた試合でした。また、上沢投手も自らの課題を冷静に認識し、リベンジを誓う姿勢が見受けられ、次回対戦時にどのように修正していくのかが楽しみです。さらに、伊藤投手と上沢投手のメンタル面でのつながりも興味深く、今後の両投手の投球において、お互いに影響を与え合いながら成長していく姿が想像できます。
この試合を通して、日本ハムの攻撃力とソフトバンクの投手陣の対応力が見て取れ、両チームにとって今後のシーズンに向けて良い準備となる試合だったと言えるでしょう。









